保険について考えてみた

~契約より、まず「自分の人生の取扱説明書」を読んでみる~

1. 保険の話は、いつも「後回し」

「保険って入ってる?」
って聞かれると、だいたいこう返す。

「たぶん…入ってると思う」

そして思い出す、あの時のこと。

社会人なりたての頃、職場の先輩に連れられて、よく分からないまま書いた契約書。
「保険って、なんか入ってないとヤバいらしいよ」という謎の焦燥感。

当時の僕は保険について、
“火事みたいなもん”だと思ってた。

「めったに起きない。でも起きたらヤバい。だから一応、備えとく」

けど最近、ふと考えるようになったんです。
“本当にこの保険、必要だった?”

2. パパになって気づく「保険の意味」

独身の頃は、病気しても「寝ときゃ治るっしょ」だった。
でも今は、子どもがいて、家庭があって、僕が倒れたらたぶん詰む。

  • 医療保険って必要?
  • 生命保険はどれくらい?
  • 学資保険って、やっぱり入った方がいいの?

こんな感じで、“保険、ちゃんと考えるタイミング”がやってきた。

そしてようやく、僕は気づいた。

保険って、“万が一”じゃなく、“いつか”の話なんだ。

3. 保険の説明、むずすぎ問題

一念発起して、保険の資料を読み始めた僕。
でもまあ、出てくる単語がまず読めない。

  • 終身?定期?
  • 特約?免責?
  • 解約返戻金ってなに、それ美味しいの?

もはや呪文。
しかも「◯年後に△%戻ります」とか「告知義務違反の場合~」とか、読めば読むほど眠くなる。

この瞬間、僕は心から願った。

「保険、もっとマンガで説明してほしい…」

4. 我が家の保険ミーティング(とても静か)

妻と“保険について話す日”を設けた。

でも、「保険」と聞いた瞬間、妻の目が泳ぐ。

妻「えっと…なんかね、郵便局で入ったやつがある気がする」

僕「俺も、会社の団体割引のが…あったような…」

…からの、夫婦で保険証券をガサゴソ探すイベント発生。

結論:お互い何に入ってるか、ちゃんと把握してなかった。

5. 保険に必要なのは、「人生の設計図」

保険を選ぶには、自分たちのライフプランをちゃんと描かないといけない。

でもそれって、
「うちってどういう暮らしがしたいんだっけ?」
「どんな時にどんな備えが必要なんだっけ?」
ってことを見直すこと。

つまり保険って、契約する前に“家族会議”がいるんですよ。

  • 子どもが何歳までにどれだけ学費がかかるか
  • 住宅ローンはいつまでかかるか
  • 自営業か会社員かで社会保障も違う

…これ、人生の棚卸しすぎて、ちょっとしんどい(笑)

6. 僕が考えた「保険、最低限これだけリスト」

最終的に、自分なりに“とりあえずこれは考えておこう”というリストを作ってみた。

保険の種類ポイント我が家の対応
医療保険高額医療費制度を踏まえ、最低限の入院保障でOKシンプルな掛け捨てに加入
生命保険万一の際、遺族が生活できるかがポイント子どもが小さい間は手厚く、それ以降は減額
学資保険学費貯蓄+保険の組み合わせ積立NISAで代用、保険は加入せず
就業不能保険長期で働けなくなった時の生活保障未加入、今後検討
火災・地震保険持ち家・賃貸かで対応が異なる賃貸なので最低限で加入

7. 「安心」は、紙の上だけじゃない

保険を見直すことで、僕はなんとなく安心した。

でも本当の“安心”って、
「ちゃんと考えて、決めた」っていう自信からくるんだと思う。

よく分からないまま契約して、引き落とされ続ける保険よりも、
考えて、選んで、「これでいこう」と決めた保険の方が、ずっと安心できる。

8. まとめ|保険は「未来の自分」へのラブレター

保険って、“今”のためじゃなく、“未来の自分たち”へのラブレターなんだなと思う。

  • 病気になった時の自分
  • 急に働けなくなった時の家族
  • 子どもが進学するその時に「大丈夫だよ」と言える自分

未来は分からない。
だからこそ、今、ちょっとだけ準備しておく。

それだけで、きっと明日がちょっと軽くなる。
そんな保険選びができたらいいなと、思う今日このごろです。