良質な睡眠をとるために

~パパ、夜中に3回起きてます~

1. 眠れないのは誰のせい?

「最近、よく寝れてる?」

と聞かれて、「はい!」と即答できる人は少ないと思う。
僕もその一人。

夜中に目が覚める。
スマホを見る。
寝つけない。
翌朝、「眠い…」とあくびしながら弁当を作る。

息子は隣で元気にYouTube。
妻はすでに洗濯2回目。

なぜ僕だけこんなに眠いのか。

2. 睡眠時間、足りてますか?(うちは欠品中です)

「1日どれくらい寝てる?」

って聞かれても、答えに困る。
なぜなら、僕の睡眠は“連続していない”からだ。

21時、息子を寝かしつけながら一緒に寝落ち。
23時、妻に「風呂まだ入ってないよ?」と起こされる。
風呂→スマホ→気がつけば深夜1時。

ようやく寝たかと思えば、

  • 息子が「水〜!」と叫ぶ
  • 妻が「布団取らないで」と怒る
  • 猫が「ニャッ」とベッドを横切る(猫いないのに幻覚)

……結果、朝の僕はゾンビ。

理想の睡眠:7〜8時間
現実の睡眠:2時間×2本立て+謎の休憩時間

たまに寝れたと思ったら、夢の中で仕事してる
「いや、夢くらい自由にさせてくれ」

3. 良質な睡眠って、なんだっけ?

(“よく眠れた感”は気のせいじゃない)

「昨日よく寝たな〜」って日、なんかやたらと元気じゃないですか?
目覚ましより先に起きるし、朝からトースト焦がさないし、
保育園の連絡帳の記入もサクサク。なんなら「今日の天気」も自信をもって言える。

あれが、いわゆる“質の高い睡眠”ってやつなんですよね。

■ じゃあ、良質な睡眠ってどういう状態?

調べてみると、こんな特徴があるそうです:

  • 寝つきがスムーズ(入眠が30分以内)
     →ベッドに入って3秒で寝落ち=理想。ただし酒で寝落ちは逆効果。
  • 深い眠り(ノンレム睡眠)がしっかりある
     →特に寝始め90分間は“脳のゴールデンタイム”。ここが勝負。
  • 途中で起きない(中途覚醒が少ない)
     →でもうちには“夜の徘徊王子”(息子4歳)がいるので難易度高め。
  • 朝スッキリ目覚める
     →…できたら誰も苦労しない。
  • 日中の眠気がない
     →パパ「(午後2時、会議中に白目むいてました)」

■ “良質な睡眠”を邪魔するあるある

僕らの睡眠を脅かす、地味だけど致命的な要素がこちら:

敵キャラ解説対策例
スマホのブルーライト「あと5分…」が2時間になる魔法ナイトモード+YouTubeの自動再生OFF
夜カフェインコーヒー・緑茶・チョコにも要注意寝る前は麦茶 or ノンカフェイン飲料で
運動不足・運動しすぎ昼に全く動かない or 夜に張り切りすぎる適度に日中歩く、ストレッチ程度が◎
考えごと布団の中はなぜか反省会会場になるノートに“悩み”書き出して脳内デトックス

■ そもそも「良質」って誰基準?

ここで一つ問題が。
「良質な睡眠」って、明確な正解がない。

ショートスリーパーで4時間でOKな人もいれば、
ロングスリーパーで9時間寝ないとバグる人もいる。

つまり、自分にとって「目覚めがスッキリしてるか」がいちばんの指標。

“他人と比べるより、昨日の自分と比べる”のが大事なんです。

4. 我が家の「眠れる工夫」あれこれ

〜家族全員で、なんとか寝ようとがんばってる〜

良質な睡眠が大事なのは分かってる。
でも、理想通りに寝られる家って、そうそうない。

特にうちのような「子ども+大人+気まぐれな室温」の三重奏では、
ちょっとした工夫の積み重ねが必要。

というわけで、我が家の“眠れるようになるまでの試行錯誤”をご紹介します。

■ 工夫その1:寝る前スマホを“だんだん”やめてみた

スマホは睡眠の天敵、ってよく聞くけど…
寝る前こそ、スマホで唯一の自由時間なんだよね。

「せめてブルーライトだけでも…」と思い、
ナイトモードに設定 → YouTubeの自動再生をOFF → アプリの色味を白黒に。

結果:
“ちょっと物足りない画面”になって、スマホ時間が自然に短縮。
…ただし、マンガアプリは誘惑強すぎて敗北。

■ 工夫その2:息子を“寝かしつけるふりして自分も寝る”作戦

毎晩9時に布団へ。
絵本を読みながら、息子の頭をトントン。

気づいたら、パパが先に寝てるパターン、発生率95%。

そのまま22時まで爆睡→風呂入りそびれて妻に怒られる、のが定番コース。
でも意外とこれが一番深い眠りだったりする。

■ 工夫その3:寝室の照明を“眠気誘発仕様”に

以前はリビングと寝室の境目なくダラダラ。
そこで、「照明を切り替える」ことに。

  • リビングは明るめ白色
  • 寝室は暖色の間接照明+足元ライトのみ

「もう寝るモードなんだ」と体が勝手に切り替わる感じがして、これは効果アリ。

ただし息子が「暗いのこわい!」と叫ぶので、
結局、枕元にアンパンマンライト設置。
それが眩しい…(けどかわいい)。

■ 工夫その4:寝具を家族で“お試し導入”

  • パパ → 高反発マットレス&通気性重視の枕
  • ママ → 肩こり対策の低反発ピロー
  • 息子 → 柔らかめのキャラクター布団

“全員快適に”って思ったけど、
結果:息子がパパのマットレスに侵入→真ん中を陣取る
→ パパは端で丸まって寝る羽目に。

マットレスの良さ、感じられず!

■ 工夫その5:ノンカフェイン生活、はじめました

夜、ホッとひと息入れたいとき、ついコーヒーや緑茶に手が出てたけど…

「それ、寝れない原因じゃ?」と気づき、麦茶&ルイボスティーにシフト。
今では寝る前の“あったか麦茶”が、小さな楽しみに。

なお、息子が隙あらば「ジュースちょーだい!」と言ってくるので、
「これは“ねむねむのお茶”だから大人用なんだよ」と説明している(かわいい)。

5. 睡眠の敵、それは「考えすぎ」

~布団に入ると始まる“ひとり深夜会議”~

眠ろうと思って目をつぶった瞬間。
“眠り”の神様よりも先にやってくるのが、
「あれ、明日のアレってどうなってたっけ…?」という不安の精霊たち

■ 脳内ナレーターが止まらない!

布団の中で繰り広げられる、ひとり深夜会議のテーマ例:

  • 明日の子どもの持ち物、ちゃんと準備したっけ?
  • 弁当、冷凍からあげでごまかしていい?
  • あの仕事のメール返してない気がする…
  • 住宅ローンの変動金利、やばくないか?
  • 麦茶、残ってるかな…

とにかく“今どうにもできないこと”が急に気になってくる。

これ、誰かに説明してほしい。
「脳よ、なぜ今なんだ」って。

■ 「考えすぎ」が引き起こす“負のスパイラル”

この“考えすぎモード”に突入するとどうなるかというと…

  1. 寝つけない
  2. スマホを見て気を紛らわそうとする
  3. SNSで知らん人の幸せそうな投稿を見る
  4. 「なんか今日の自分ダメだったな…」と軽く自己嫌悪
  5. さらに寝れない
  6. 朝、寝不足でボーっとして自信をなくす
  7. 夜、また考え込む

はい、無限ループ確定。

■ “深夜の不安”は、ほとんど嘘だと思っていい

実は「夜に浮かぶ不安の9割は、朝起きたらどうでもよくなる」って、誰かが言ってました。
僕も経験上、これは本当にその通り。

たとえば:

  • 「明日の会議どうしよう…」→ 朝には「まぁ何とかなるか」
  • 「子ども、ちゃんと育ってるかな…」→ 朝「おはようー!(満面の笑み)」で全解決
  • 「麦茶、ないかも…」→ 朝イチで沸かせば間に合う(ギリギリ)

つまり、夜の思考は“増幅装置”つき。
ちょっとの不安が、寝ぼけた脳で巨大化してしまう。

■ 我が家の「考えすぎ対策マニュアル」

📝 1. ノートに全部書き出す

寝る前に「心配ごと」「明日のやること」などをノートにメモ。
“書いた=もう脳から出した”という安心感が得られる。

実際、僕は「麦茶つくる」「ゴミ出す」「ブログネタ思いついたら書く」などを書いて寝る。
たまに朝見て「なんじゃこりゃ」と思う内容もあるけど、それも一興。

🌿 2. 寝る前ハーブティーで儀式感

“飲んだら終わり”という習慣をつけるため、
ルイボスティー or ホット麦茶を一杯。

コップを置いたら寝る時間。という行動ルール化が意外と効く。

📵 3. スマホは物理的に手元から遠ざける

ベッドから届かない場所にスマホを置くだけでも、
「寝れない=スマホ見よう」の癖を防げる。

とはいえ息子の写真とか見ちゃうけど、ね…。

6. 僕が選んだ「良質な睡眠グッズTOP5」

~パパだって、いい夢みたいんです~

睡眠の質って、「気合」とか「根性」とかじゃどうにもならない。
むしろ、“道具”に頼ったほうがうまくいくこと、よくあります。

ということでここでは、実際に僕が使ってよかったと思った睡眠グッズを、リアルな体験レビュー付きでご紹介します。

🥇 第1位:高反発マットレス(腰痛持ちの救世主)

「あれ?寝返りってこんなにラクだったっけ?」

低反発のふかふか系が流行ってたけど、僕は断然“高反発派”。
寝返りが打ちやすくて、朝起きたときの腰のツラさが激減しました。

パパの睡眠が改善されるやいなや、妻がひと言。
「え、ちょっとそのマットレス、私も使ってみたい」

気づけば、真ん中で寝る息子に取られる始末。

🥈 第2位:重ためのブランケット(通称“ねむねむ毛布”)

「なにこの安心感…布団に抱かれてる…」

やや重めに設計されたブランケット。
“ちょっとだけ重たい”のが逆に落ち着く。

抱きしめられてるような感覚で、不安な夜に気持ちを鎮めてくれる効果が抜群。

…ただし、寝てる間に息子がこのブランケットにくるまり、
僕は掛け布団なしで朝を迎えるという事故も。
パパの平穏はいつ来るのか。

🥉 第3位:アロマディフューザー(香りの魔法)

「香りひとつで、夜の雰囲気が変わる。」

ラベンダー、カモミール、ユーカリなど、眠りを誘う香りを使ったアロマディフューザー。

リビングの角にひっそり置くだけで、空気がふわっとやわらかくなる。
寝室で使えば“おやすみの儀式”感が出て、寝るモードに入りやすくなります。

ただし、強めに出すと妻に「におい強い」と怒られるため、量は“ほのか”が鉄則

🪟 第4位:遮光カーテン(朝日と戦う武器)

「休日くらい、もうちょっと寝かせてくれ…!」

せっかくの休日、朝6時にカーテン越しの朝日で目覚めるのはもったいない。
遮光カーテンに変えたら、朝の“目覚め事故”が激減。

部屋がほんのり暗くなって、子どももゆっくり起きるように。
(といっても7時には起きるけど)

睡眠時間の“+30分”って、体感では“+2時間”くらいありがたい。

🍵 第5位:ノンカフェインのお茶(麦茶、ここでも登場)

「夜にホッとしたい。でも眠れないのはイヤ。」

そんな僕が選んだのは、麦茶 or ルイボスティー。
コーヒーや緑茶の代わりにこれを飲むことで、眠気を邪魔せずリラックス

最近は「夜だけ専用ポット」にして、冷蔵庫からサッと出せるように工夫。

息子にも「これは大人の“ねむねむドリンク”だよ」と説明したところ、
「ぼくも大人だから飲める」と主張され、結局一緒に飲んでます。

📝 番外編:使ってみたけど合わなかったもの

  • 音楽で眠るアプリ:気になって逆に起きてしまう
  • アイマスク:取れちゃう+朝なくなってる
  • 眠れるサプリ:翌朝ぼーっとして仕事にならず…

人によって合う・合わないがあるので、まずは“試してみる精神”が大事。

7. まとめ|「よく眠れた」日は、それだけで人生イージー

朝スッと起きられて、昼に眠くなくて、
夜もイライラせず子どもに「おやすみ」が言える。

それだけで、いい一日だったと思える。

睡眠は特別な“イベント”じゃないけど、
日々の土台として、ちゃんと見直すだけで人生変わる。

今日も眠いけど、せめて夜は少し早めに寝ようかな。
…って書いてるこの文章も、もう夜中の0:47です。